■ 派手な高待遇は広告戦略の一環？
みなさんは就職先を探していて「ここすごい！」と思った事があるでしょうか？
ここに出ている情報は給料がいい…という事実に過ぎませんが、何となく「これだけの高待遇なんだから、いい会社なんだろうな…」なんて思ってしまう人もいるのではないでしょうか？
究極の話、広告戦略というのは大きく分けて３つの戦略をもとに行われます。
それは…
…といったところが主になるのではないでしょうか？
１番は言うまでもなく応募の件数が増える条件です。沢山応募者を集めれば企業はそれだけ沢山の選択肢の中から人材を選べますので、採用活動が成功しやすいと言えます。
では２番…これは話題性です。「業界No.1の高待遇」と謳えばその記事を見た人の心には響きます。「あそこはこんな給料で募集していたよ」なんて聞けば嫌でもその会社の事を、あるいはその会社の求人を知ることになりますよね。
最後に３番…これは少し間接的になりますが、企業のブランディング戦略です。同じ様な商品やサービスを並べた時に少なくとも皆さんは給料の低いブラック企業の商品より、高い給料を払ってクリーンなイメージのある会社の製品やサービスを選ぶでしょう。
だから高待遇を推している企業は例えその求人に対する応募が無かったとしても、企業認知や求人情報の拡散、ブランディング等ができれば、それで充分だという事を分かって頂けるでしょうか？
■ 見学のつもりが、いきなり面接で「気に入った！」で即採用？
高収入で求人を出している接骨院や企業の特徴として、「人材が集まらない。現場がまわらないから、誰でもいいから採用しないと！」といった焦りがあります。
だからこそ、そういった接骨院や企業に見学に行くと、そのつもりが無いのにも関わらず即面接。当然ながら面接のハードルが高いはずもなく、いきなり院長や社長が「気に入った！」「いつ来れる？」とたたみかける様にトントン拍子で話を進めてしまいます。
言われた求職者側も気に入ってくれたり、褒められたりすれば悪い気がするものではありません。「まぁ、これだけ言ってくれてるし…」と安易に就職先を決めてしまったりする事が多いものです。
そういった接骨院や企業の多くは相手の個性をろくに見ようとはしませんし、労働力を求めているのであって、個性を見極めた上で「あなたに来て欲しい」と思ってはいません。心情としては「あなたでいいや」に近いものがあるかもしれませんので、ちゃんと自分という人間を見てくれているのか…を冷静に判断した方が就職活動での失敗は少なくなるかと思います。
